記事一覧

工場で製作したモノの記録その4~面接着

2012.02.16

工場のヨシミです。

通常の接着では材料の隙間に接着剤(溶剤)を流すと
ものの数秒で接着剤が材料を溶かして、それが固まってくっつきます。
これだと接着面が広かったり、複雑な形をしていると液が入らなかったりする部分が出来たりするんですね。

それを解消するのが今回の接着方法で、可視光重合接着といいます。
一方の材料に接着剤(アクリル樹脂のモノマー+α)を着け、もう一方の材料を気泡が入らないように乗せます。
もし気泡が入ってしまっても、やり直しできるんですよ(ここがすごいところ!)。
合わさった面にある可視光を照射すると硬化(接着)します。
気泡無く接着剤をばっちり入れることが可能です。
でも条件に材料はアクリル、ポリカに限りますし
接着するどちらかが透明でなければいけません。

実際に非常口ピクトを接着してみました。
まず一方にちまちまと接着剤を盛ります。ここまでは適当。
ファイル 77-1.jpg
ファイル 77-2.jpg

もう一方をゆっくり慎重にのせます。ここにすごく神経を使いました。
ファイル 77-3.jpg

すると接着剤がほわぁーっと面全体に広がっていきます。
もし気泡なんかが入っても無理やり押し出しちゃいます。
全体に行渡ったのを確認したら特殊ランプを照射。
材料に挟まれた部分だけが30分程で固まり出来上がりです。
手間は掛りますが、その分キレイな仕上がりですね。
ファイル 77-4.jpg
ファイル 77-5.jpg